皮下脂肪とは?

体の脂肪は、皮下脂肪と内臓脂肪という2種類に分けられます。
皮下脂肪は皮膚のすぐ下についている指でつまんだ時につかめる脂肪のことです。食事で摂った余分なカロリーなどが主な原因とされています。
女性は妊娠や出産に備えるために男性よりも皮下脂肪がつきやすくなっています。皮下脂肪は内臓を保護したり、暑さや寒さから身を守る断熱材の機能もありますが、必要以上の皮下脂肪は、肥満にもつながります。
内臓脂肪は腸や胃の周りについている脂肪のことで、見た目にはわからないことがあります。糖質の過剰摂取や運動不足、加齢などにより代謝が衰えてくることが原因といわれています。
最近では内臓脂肪の過剰な蓄積が健康に影響を及ぼす「メタボリックシンドローム」が注目を集めています。
皮下脂肪は内臓脂肪に比べ、たまりにくいのですが、一度つくと分解されにくいためなかなか減らないのが特徴です。皮下脂肪が燃焼しにくいのは、体が緊急時に備え、エネルギー源として備蓄しているからです。

皮下脂肪を燃焼させるダイエット

皮下脂肪はお腹のまわりや二の腕などに多くついていて目立ちますので、ダイエットしたいと思っている人も多いでしょう。けれども内臓脂肪に比べると、皮下脂肪は簡単に落とすことができません。皮下脂肪を減らすには、運動が効果的です。
皮下脂肪を効率よく分解して燃やすには、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動がいいといわれています。
有酸素運動は多くの酸素を取り込むことでより多くの脂肪を燃やすことができるのです。また、脂肪が燃え始めるのは運動開始後20分くらいからといわれています。日頃、あまり運動していない人は短い時間からはじめ、徐々に長くしていくとよいです。
また、運動することで筋肉がついて新陳代謝もあがり、消費カロリーが増えるので、より皮下脂肪の減量を促します。

皮下脂肪を減らす方法

皮下脂肪を減らす方法は有酸素運動がいいと言われています。けれども運動以外にも皮下脂肪を減らす方法はあります。それは食事です。
食べた物は消化・吸収されて、エネルギーとしてすぐ使えるように、ブドウ糖などの形で血液中にはいります。けれどもエネルギーとして使用されないと、その後いろいろな過程を経て皮下脂肪になるのです。
ですので1回に食べる量を減らすと1回の食事で血液中に出るブドウ糖量が減って余分なエネルギーが皮下脂肪にまわるのを防ぐことができるのです。ですので食事は小分けにして少量ずつ食べるとよいです。食事の量を少なくするにはどうしたらよいのかというと、よく噛んで食べることです。最初に食べたものが吸収されて満腹を感じるまでには30分ぐらいかかるといわれています。早く食べてしまうと、満腹感を感じる前にどんどん食べしまいます。
ですので、なるべく時間をかけて食事をとりましょう。また、10〜20回ぐらいかんで食べると満腹中枢が刺激され、少量の食事でも満腹感が出てきます。また、よく噛んで食べると食事によるエネルギー代謝を高めることもできます。

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